発表力養成英語

英文記号

◆Semicolons
セミコロンの使い方~semicolons~




Part I: 主節と主節をつなぐ

セミコロン ( ; ) を使えると、英語の文章を書くのが俄然(がぜん)楽しくなります。

受験英語、英会話、あるいは各種英語資格試験が、セミコロンの使い方の正誤の関する四択問題を出しているところを、私は見たことも聞いたこともありません。

しかし、アメリカの学生にとっては必須です。卒業論文でセミコロンの使い方が間違ってたりすると、先生に何度も突っ返されるでしょう。ミススペルも許されません。それだけ、アメリカの大学の卒業論文は厳しいのです。下手すると、卒業できないかもしれません。

ということで、前置きが長くなりましたが、セミコロンのお話です。

セミコロン ( ; ) は、息継ぎ ( pause ) として、ピリオド ( . ) よりも短く、カンマ ( , ) よりも長くなります。

  

息継ぎ ( pause ) の長さ
カンマ ( , ) < セミコロン ( ; ) < ピリオド ( . )

セミコロンは、近い関係の主節と主節 ( closely related independent clauses ) の間に入ります。「主節と主節の近い関係」とは、どのような関係でしょうか?以下に代表的な3つの「主節と主節の近い関係」を例示します。

  

< Restatement (言い換え)>
American college students cannot write any academic writings without understanding the correct uses of semicolons; they must understand how to use semicolons.

訳:
アメリカの大学生はセミコロンの正しい使い方を理解せずにアカデミック・ライティングを書くことはできない。アメリカの大学生はセミコロンの使い方を理解しなければならない。

< Expansion (展開)>
A semicolon joins two closely rerated independent clauses; the second independent clause follows the semicolon.

訳:
セミコロンは近い関係の節をつなぐ。二番目の主節はセミコロンの後に来る。

< Contrast (対照)>
American college students need to use semicolons effectively when they write esseys; Japanese college students need to know the existence of semicolons on the first place.

訳:
アメリカの大学生はエッセイを書く際、セミコロンを効果的に使う必要がある。日本の大学生は、ます第一にセミコロンの存在を知る必要がある。

このように、セミコロンを使うことによって、「主節と主節の近い関係」を読み手に伝えることができます。したがって、セミコロンは、書き手の思考ロジックを読み手にわかりやすく伝える必須の道具と言えます。


セミコロン ( ; ) とコロン ( : ) の違い

セミコロン ( ; ) とコロン ( : ) は混同しやすいです。その違いをきちんと理解しましょう。

コロン ( : ) は、セミコロン ( ; ) と同様に二つの関連した主節と主節をつなげます。しかし、コロンによって、二番目の主節は、「最初の主節をさらに詳述していること ( amplifying )」を示します。

  

< Amplifying (さらなる詳述)>
It was a typical day on his college life: he ate breakfast at the cafeteria, researched in the library, ate lunch, researched again, ate dinner, drew a drawing in the drawing room, and then slept in the dormitory.

訳:
その日は彼の大学生活において典型的な日だった。:カフェテリアで朝食を食べ、図書館でリサーチをし、昼飯を食べ、またリサーチし、夕飯を食べ、ドローイングルームで絵を描き、そして寮で眠った。、

セミコロンは

  

接続詞な副詞 ( conjunctive adverbs ) :
accordingly, also, anyway, besides, certainly, consequently, conversely, finally, furthermore, hence, however, incidentally, indeed, instead, likewise, meanwhile, moreover, nevertheless, next, nonetheless, now, otherwise, similarly, specifically, still, subsequently, then, therefore, thus

移行句 ( transitional phrases ) :
after all, as a matter of fact, as a result, at any rate, at the same time, even so, for example, for instance, in addition, in conclusion, in fact, in other words, that is, in the first place, on the contrary, on the other hand

を使って、その「主節と主節の近い関係」を明確に示すことができます。しかし、コロンは、これができません。

  

< Restatement (言い換え)>
American college students cannot write any academic writings without understanding the correct uses of semicolons; that is, they must understand how to use semicolons.

訳:
アメリカの大学生はセミコロンの正しい使い方を理解せずにアカデミック・ライティングを書くことはできない。つまり、アメリカの大学生はセミコロンの使い方を理解しなければならない。

< Expansion (展開)>
A semicolon joins two closely rerated independent clauses; therefore, the second independent clause follows the semicolon.

訳:
セミコロンは近い関係の節をつなぐ。したがって、二眼目の主節はセミコロンの後に来る。

< Contrast (対照)>
American college students need to use semicolons effectively when they write esseys; on the other hand, Japanese college students need to know the existence of semicolons on the first place.

訳:
アメリカの大学生はエッセイを書く際、セミコロンを効果的に使う必要がある。一方、日本の大学生は、ます第一にセミコロンの存在を知る必要がある。

ですので、主節と主節の間に適当な接続詞な副詞、あるいは移行句を入れることができるなら、セミコロンを使って間違いないということになります。




Part II: カンマと共に項目表示に使われる

シリーズの項目を並べる時に、通常、カンマ ( , ) で区切りますが、項目の中にさらににカンマ ( , ) が使われていたら、読み手はどこで、その項目が区切られているのか読み手はわからなくなります。

こういう場合は、項目を区切るのにセミコロン ( ; ) を使います。こうすることで、読み手は、「項目を区切っているのはカンマ ( , ) ではなくセミコロン ( ; ) だ」と自動的に理解します。

  

In order to understand American history which has been struggling with freedom, the important and historical incidents are Puritan Exodus, for the freedom of religion; Boston Tea Party, for the freedom of independence; American Civil War, for the freedom of human-rights; and Vietnam War, for the freedom of democracy.

訳:
アメリカ合衆国の自由を求め続ける歴史を理解する上で重要な歴史的事件は、宗教の自由を求めたピューリタンの脱出独立の自由を求めたボストン茶会事件人権の自由を求めた南北戦争、そして民主主義の自由を求めたベトナム戦争です。

I have two nephews: 6-year-old boy and 3-year-old boy. a Japanese mattress, futon, can be an amusement cushion, on which my nephews roll and jump; a rubber house, inside which my nephews play hide-and-seek; and my huge boxing-globe for counterattacking against their endless tackles.
[ 最後の項目にカンマが使われていないことにお気付きください。 ]

訳:
私には、六歳と三歳の男の子という二人の甥っ子(おいっこ)がいます。日本のマットレスである布団は、甥たちが転がりジャンプするクッションになり、その中でカクレンボするゴムの家になり、そして終わることなく繰り返される彼らのタックルを跳ね返すため私がはめる巨大なボクシンググローブになります。




Part III: 接続的な副詞と共に、あるいは移行句と共に

「セミコロンと接続的な副詞を組み合わせた文」、あるいは、「セミコロンと移行句を組み合わせた文」は読んでいてわかりやすいです。

Part I で解説したように、セミコロン前の主節とセミコロン後の主節がどのような関係なのかを、接続詞的な副詞、あるいは移行句が説明してくれますから。

  

接続詞な副詞 ( conjunctive adverbs ) :
accordingly, also, anyway, besides, certainly, consequently, conversely, finally, furthermore, hence, however, incidentally, indeed, instead, likewise, meanwhile, moreover, nevertheless, next, nonetheless, now, otherwise, similarly, specifically, still, subsequently, then, therefore, thus

移行句 ( transitional phrases ) :
after all, as a matter of fact, as a result, at any rate, at the same time, even so, for example, for instance, in addition, in conclusion, in fact, in other words, that is, in the first place, on the contrary, on the other hand

これだけ大量にある中で、私が英文を書く時に重宝している接続的な副詞は、 howevertherefore です。「この二つの副詞で事足ります」といえば、ほかの接続詞的な副詞たちに失礼でしょうか?(笑)

セミコロンと接続的な副詞と移行句を使って、英語文章を作ってみたいと思います。セミコロンと接続的な副詞と移行句はどこで登場するでしょうか?


  

英語でアウトプットできない日本人

Most Japanese students cannot output in English since they have never been trained such training. Both Juken English and exams such as TOEIC are in input style; as a result, the styles seem to forbid Japanese students to output in English.

訳: ほとんどの日本人は英語でアウトプットできません。なぜなら、そのような訓練をいままで学校で受けていないからです。受験英語、そしてTOEICなどの英語資格試験はインプット式の英語学習法です。結果として、学生に英語でアウトプットすることを禁止しているように見えます。

Someone might say that by multiple choices, students outputs what they learned step by step. Answering multiple choices in English is not outputting in English; as a matter of fact, answering multiple choices equals with just checking whether students understand what they learned or not.

訳:
「英語の四択問題テストで、理解し学んだことを、毎回アウトプットしているのだ」とおっしゃる方がいるかもしれません。「四択問題に答えること」はアウトプットではありません。はっきり言うと実際は、「四択問題に正答えること」は、ただ理解できたかどうかをチェックしているだけです。

Outputting, which I remarks, means to present original expressions; in other words, outputting means to enter the territory over which the copyright law have jurisdiction. Selecting one choice in a multiple choice―rolling a pencil on a desk―never ever means free expressions which copyright law runs.

訳:
私の言う「アウトプットする」とは、オリジナルの表現をすることです。言い換えれば、「著作権法の管轄内に入ること」を言います。四択問題で、四つの解答の中から一つ解答を選択すること―机の上で鉛筆を転がす―が、著作権法の及ぶ自由な表現であるはずがありません。

For most Japanese people, it is mysterious that they cannot speak and write in English even though they studied English hard since childhood; on the other hand, it is mysterious to me that they think it is mysterious. The fact is natural to me since they train only input in English and never ever train output in English. Again, taking exams repeatedly, which is input checks, is different from presenting original expressions, which is output.

訳:
多くの日本人が、子供のころから英語を勉強して、なぜ英語を話したり書いたりできないのだろうと不思議に思います。一方、私は「なぜ英語を使いこなせないのか、と不思議に思っている人たち」を不思議に思います。インプットの練習ばかりしてアウトプットの練習をしたことがないのに英語を自由に使えるはずがありません。繰り返しになりますが、試験を繰り返し受けること―インプットチェック―とオリジナルの表現を発表すること―アウトプット―は別物です。

The English learning method of Juken English does not assume that Japanese young people are supposed to output in English by their own expressions as business persons and researchers; therefore, Juken English ignores, hides, and escapes from outputting in English.

訳:
受験英語は、学生たちが将来社会に出て、英語でオリジナルに表現し発表すること―アウトプットすること―を想定していません。したがって、受験英語という英語学習法は、アウトプットの存在を無視し、隠し、逃げ回っています。

I remark that it is the problem to end up with only inputting; indeed, I don’t deny inputting. When a writer try to outputting, the writer have to go back to inputting because the writer notices he or she don’t know about the topic enough; consequently, the writer goes back and forth between the world output and the world of input.

訳:
私はインプットだけで終わることが問題だと言っているのです。実際、私はインプットを否定していません。書き手はアウトプットの世界に入ると、インプットの世界にまた戻らざるをえません。そのトピックについて十分にわかっていなかったということに気付くからです。結果として、その書き手はアウトプットとインプットの世界を何度も行き来します。

While the writer goes back and forth between the world of output and the world of input, a magic―a multiplier effect―is formed; that is, outputting in English accelerates inputting in English and inputting accelerates outputting in English.

訳:
書き手がアウトプットの世界とインプットの世界を何度も行き来している間に、ある魔法ー相乗効果ーが起こります。つまり、英語でのアウトプットは英語でのインプットを加速させ、英語でのインプットは英語でのアウトプットを加速させます。


上記のエッセイは、セミコロンと接続的な副詞と移行句の関係を示すために書いたわけではありませんが、英訳すると面白いぐらいにセミコロンと接続的な副詞と移行句がはまっちゃいました。難しいテーマの文章でさえ読みやすくしてくれています。素晴らしい。でも、ちょっと使いすぎかな(笑)。



追記
下の写真の書籍 easy Writer by Andrea A. Lunsford はアメリカの高校生がレポートの書き方を学ぶために学校で使っている教本です。アメリカ人の知り合いに「高校でこの教本を使っていた」と教えてもらいました。

英文法、句読点、文の構造、リサーチの仕方、文献リストの書き方を英語でわかりやすく解説しています。やさしい単語で書かれているため、日本の中学英語で普通に読み進めることができます。そして、「アメリカの高校生も日本人と同じように英語学習に苦労しているのだなあ」とうれしく(?)思うと思います。

手元に一冊置いておくと、英文法、句読点、文の構造のわからないところ、忘れたところをすぐに確認できます。お勧め本です。