発表力養成英語

E S L の英文法

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冠詞:a universityとan universityはどっちが正しいのか




わかっていたつもりが、実はわかっていなかったということがよくあります。今回は、冠詞の aan についてです。

アメリカの大学キャンパス内には、 Writing Center なる、提出前のレポートを無料で添削してくれるコーナーがあります。予約と飛び込み、どちらでもオーケーです。

他の国からの留学生たちと比べても、とりわけ英語が下手な(?)日本人留学生たちにとって、キャンパス内の Writing Center は、とても心強いサポートなのです。もちろん、「アカデミック・ライティングとは何ぞや?」とお困りのアメリカ人の大学生も利用します。

Writing Center にてレポート添削をしてくれるのは、 writing がお得意な同じキャンパス内の大学生たちです。

その学生が Writing Center で働くためには、サンプルの作文を Writing Center を統括する担当講師に提出し、お墨付きをもらう執拗があります。(自給8ドル!)。つまり、アカデミック・ライティングに関しては選ばれし大学生たちです。大学二年生の学生達だっています。

そのコーナーは、ラウンジ風に丸い巨大な円卓が二つ並べられ、「選ばれし大学生たち」は、英語がへたっぴな学生達のレポートをどんどん添削し、さばいていきます。

私も、提出日の迫ったレポートを緊急に添削してもらうため、 Writing Center に飛び込みで、参上仕り(さんじょうつかまつり)ました(誰に?)。

そこで、私の担当になったのは、「その美しさは、もう、犯罪の領域でしょう」的な、見目麗(みめうるわ)しき、長い金髪の女の子です。

他の「エリート大学生 & 英語ぺたっぴ大学生の即席カップル(?)」同様、私とそのエリート女史も、二つの内の空いている方の巨大円卓に並んで座り、私の書いたレポートの下書きを見せました。そして、 an universitya university に直しました。

「もう、普通にミスキャンパス確定でしょう!」的エリート女史、曰はく、「名詞 university に付く冠詞は an ではなく、 a よ」。

私、曰はく、「そんなバカな!母音 u には、 an でしょう!才色兼備(さいしょくけんび)のミスキャンパスだからって容赦(ようしゃ)しませんよ」(え?いつの間にミスキャンパスに決まったの?)。

その時は、この問題を理解できませんでしたが、ミスキャンパスのいうことには逆らえず、持ち越しとしました(いや、だから、ミスキャンパスじゃないって)。

調べると、確かにありました。

その数えられる名詞の最初の音 ( initial sound )が、子音 ( consonant sound ) の場合、その数えられる名詞の前には a母音 ( vowel sound ) の場合、その数えられる名詞の前には an が付きます。

最初の音 ( initial sound ) を聞いているのであって、最初の文字 ( first letter ) を見ているわけではないのです。

  

a unique concept
a university
[ The u is pronounced like the consonant y. ]

an honest presenter
an hour
[ The h is silent. ]

エリート女史の言うことはやはり、正しかったのです。恐るべし、エリート女史。ミスキャンパス確定、おめでとうございます(笑)。